東京株式(大引け)=61円高、商い低調も先物買い主導で反発

 29日の東京株式市場は今3月期の最終売買日となったが、前場は薄商いの中で弱い地合いを強いられたものの、後場先物経由の買いを足場に日経平均は切り返した。
 大引けの日経平均株価は前日比61円高の1万2397円と反発。東証1部の売買高概算は25億9552万株、売買代金は1兆8255億円。値上がり銘柄数は443、値下がり銘柄数は1179、変わらずは88だった。日経平均はプラスだが、全体の7割近い銘柄が下げている。なお、TOPIXは2ポイント安。
 きょうの東京市場は前日の米国株市場でS&P500が約5年5カ月ぶりに最高値を更新するなどを受けて主力株中心に高く始まったが、寄り直後から売られ前日比マイナス圏に。前日の米国株は約2週間ぶりに再開したキプロスの銀行営業で大きな混乱がなく欧州金融不安に対する懸念の後退が好感されたが、東京市場はリスク選好ムードを引き継げなかった。きょうは海外市場が聖金曜日により休場となるところが多く、海外投資家の買いが入りにくかったもようで全体出来高も低調だった。ただ、後場に大口の先物買いが入り、これが裁定買いを呼んで日経平均はプラス圏に浮上している。
 個別では、ケネディクスが大幅高、NTTドコモ、ファーストリテなども買い先行。大日住薬が高いほか東京エレクも上昇。日本MDMがストップ高、図書印も値を飛ばしている。一方、パナソニックが大幅安、ダイエーも売られた。三井住友など銀行株も安い。菱地所、三井不など不動産株も売り優勢だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)