<動意株・29日>(大引け)=図書印、大平金、アルバイトタイなど

 図書印刷<7913.T>=続急伸。ここにきて仕手材料性を発揮。信用倍率0.9倍台と信用取組も拮抗、需給関係の良さが投機資金の継続的な買いを呼び込んでいる。PBRが0.5倍前後と会社解散価値の半値に位置していることがポイント。電子書籍への展開に注力する構えをみせておりテーマ性を内包するほか、土地含み関連株の側面も評価されている。

 大平洋金属<5541.T>=反発。28日引け後に14年3月期から16年3月期の中期経営計画「PAMCO-27」の策定を発表。これを評価した買いが先行。ニッケル資源調達の長期安定化、販売取引先との連携強化及び販路拡大、設備投資及び生産・操業効率の向上と安定化などで、経営安定化と高収益性の実現を図る。16年3月期に連結売上高709億4600万円(13年3月期予想は567億9900万円)、営業利益40億9600万円(同9億3000万円)を目指す。

 アルバイトタイムス<2341.OS>が一時300円台を回復するなど大幅高。株価上昇もさることながら商いも350万株超と一気に増勢で、一部特定資金の買い攻勢思惑を底流に人気素地が全面開花の様相となってきた。無料求人情報誌「DOMO」や情報サイトに展開しているが、アベノミクスの政策骨子であるリフレ政策が求人需要の回復にも反映され始めている。1月の求人倍率はリーマン・ショックが起きる直前の08年8月の水準まで戻してきており、これに連動して求人広告市場も全国的に回復歩調が強まっている。

 油研工業<6393.T>=急騰。低位材料株として急騰習性を持っており、折りに触れて個人投資家など短期値幅取り狙いの買いを誘導する。発行株数4500万株と小型ながら、出来高流動性の高さが同銘柄の特性。油圧機器の専業メーカーで独自技術には定評があり、特に新興国向けで実績を持つ。中国景気の減速などの影響を受けてはいるが、輸出比率約5割の同社にとって、為替の円高修正の流れなどは少なからぬ追い風要因。

 住江織物<3501.T>=大幅高で3日続伸。国会の赤じゅうたんを納入する繊維の老舗でインテリア向けに加えて自動車や鉄道車両用のシートなどにも注力、28日付では21日から運行を開始し、人気を集めている近畿日本鉄道の観光特急「しまかぜ」に内装材を納入したことも発表され、今後も鉄道分野などへの受注拡大に期待が高まっている。

 創通<3711.OS>=一時ストップ高。28日引け後に13年8月期連結業績見通しの上方修正を発表したことから、好感した買い集中。売上高は前回予想の184億円から200億円(前期比10.2%増)に、経常利益は24億円から30億円(同6.7%増)に増額し、14%経常減益から一転、6%増益見通しとした。テレビアニメーション番組のプロデュース事業およびキャラクターグッズの販促・プロモーション事業が順調に推移しており、これら事業に連動して版権収入が当初予想を上回ることが寄与する。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)