午後:債券サマリー 先物は大幅安、10年債利回りが急上昇

 29日の債券市場では、先物中心限月6月限は大幅安。午後に入り、10年債利回りが上昇すると先物に売り物が膨らんだ。ただ、超長期債の利回りは低下した。
 先物は前場に145円69銭で取引を終えたが、後場に入り一段と売り物が膨らみ145円40銭台まで下落した。これまで史上最高値水準に買われていただけに、上昇の勢いが止まると利食い売りが膨らんだ。キプロスの銀行営業再開は無難に行われ、欧州不安が和らいだことも、安全資産の債券には売り要因となった。特に、この日は10年債利回りが0.565%へと一気に上昇した。一方、20年債や30年債の利回りは低下し30年債は1.505%を記録した。この日は10年債と超長期債のスプレッドが拡大した。
 先物6月限は145円81銭で始まり、高値は145円85銭、安値は145円46銭、終値は前日比40銭安の145円46銭。出来高は3兆8938億円だった。10年債の利回りは同0.055%低下の0.565%、20年債は同0.020%低下の1.385%、30年債は同0.055%低下の1.505%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)