ティアックが大幅続伸、米ギブソンによるTOBで経営安定化に期待

 ティアック<6803.T>が大幅続伸。3月29日の取引終了後、世界的なギターメーカーである米ギブソン・ギター・コープとギブソン・ホールディングス・インクが同社に対して1株31円でTOBを実施すると発表したことを好感。買付期間は4月1日から4月30日までで、1億5750万株を上限(1億5744万7000株を下限)とし、総額は48億8250万円が予定されている。上限となった場合、ギブソンの保有割合は54.62%に達するが、ティアックの上場は維持される見通しであり、経営安定化に対する期待感が先行しているようだ。
 ティアックは、国内オーディオ市場の縮小で業績が悪化し、05年からは企業再生ファンドのフェニックス・キャピタル(東京都千代田区)主導で再建を進めてきたが、業績は低迷していた。今回のTOBに関してはフェニックスが応募の意向を示しており、ギブソンが大株主になることで経営が安定化するとの期待が持たれている。また、ギブソンは12年1月にオンキヨー<6628.OS>に出資し、現在では共同開発なども進めているが、そのオンキヨーとティアックは12年2月に相互に10%ずつを出資し、販売網の統合などを行っている。ギブソンによる両社への出資で、今後は3社で連携して世界規模での販売活動などを展開する見通しだ。

ティアックの株価は9時24分現在69円(△11円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)