欧州休場で流動性低下→本日は上・下に大きなブレも・・・?

流動性低下-動意なし
※ご注意:予想期間は4月2日と表示されていますが、本日(1日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 聖金曜日(グッドフライデー)で流動性が乏しいこともあり、先週末は小動きに終始しました。流動性低下時特有の“些細な要因で大きく変動する”こともなく、もう一つの“全く動かない”が席巻した格好となります。そうした中でやや目立ったのは、ジワリジワリと少しだけ進行した円売りでした。

 年度末を控えて懸念されたレパトリ(海外資産の国内回帰)の動きは、アジア株式の上昇に伴ったリスク選好的な円売りに打ち消されました。逆に米経済指標が事前予想を上回ったこともあり、リスク回避姿勢は徐々に後退していきました。こうして円売り・ドル買い圧力は、次第に強まっていきました。もっとも欧州市場休場の影響から流動性は大幅低下となっており、こうした動きが増幅されることはありませんでした。このため94円ライン付近からジワリジワリと上値を模索したドル円でしたが、結局、高値は94.299円・Bidで押し留められる小動きとなりました。

日・米に好材料も、欧には悪材料
 こうした中で新年度を迎える本日ですが、まず東京タイムでは3-4日に予定される日銀金融政策会合を睨んだ“追加緩和への思惑”が注目されるところです。黒田新体制で迎える初めての会合であることから、これまでとは次元の異なる積極緩和が期待されているからです。また今週末の米雇用統計を探る上で重要視されるISM製造業景況指数が、NYタイムには予定されています。米景況感への期待も相変わらず強気ムードが漂っていることから考えると、こちらも上値模索への期待が高まるところです。

 一方で欧州情勢に関しては、依然として不透明なままです。イタリア政局は何ら進展しておらず、キプロス情勢も時折ネガティブな報道がまだ流れてきたりしています。このためリスク選好一辺倒の展開にはなりづらく、特に本日はイースターマンデーで欧州市場は引き続き休場となることもあって、流動性低下が懸念されるところです。

欧州休場で上・下に大きなブレも・・・?
 流動性の低下時は“全く動かない”か、“些細な要因にて大きく変動する”かの、いずれかになりやすいとされています。先週末は前者の展開でしたが、本日は日・米でリスク選好への動意が期待される半面、欧ではリスク回避への懸念が拭えない二律背反の状態といえます。さらに本日は新年度入りということで、先週とは異なる資金フローが出てこないとも限りません。

 上方向へのメドは20日移動平均線が展開する95円ライン手前と考えられ、同ライン突破の有無がポイントとなりますが、上・下どちらに動いても対応できるよう、充分に事前想定しておきたいところです。
日足チャート 抵抗・支持ライン
上値5:95.495(3/12~3/25の61.8%戻し)
上値4:94.953(20日移動平均線、大台)
上値3:94.828(日足・一目均衡表転換線)
上値2:94.690(ピボットハイブレイクアウト)
上値1:94.494(ピボット2ndレジスタンス、3/28高値)
前営業日終値:94.229
下値1:93.971(3/29安値、大台、ピボット1stサポート)
下値2:93.799(日足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート、3/28終値)
下値3:93.706(ピボットローブレイクアウト)
下値4:93.425(50日移動平均線)
下値5:92.916(3/5安値)

14:37 抵抗・支持ライン追加