<私の相場観>=かざか証券・市場調査部長 田部井 美彦氏

 昨年11月半ば以降、日経平均株価は4000円を超える上昇をみせていることもあり、利益確定売りが出やすい状況にある。3月期決算企業の業績見通しが発表される4月下旬から5月上旬にかけて、日経平均株価は一服商状となり、一時的に1万2000円を下回る懸念もありそうだ。

 経営者の多くは14年3月期の業績見通しについて、想定為替レートを含めてかなり慎重な姿勢で臨み、これに対する懸念が一時的に投資家に広がるとの見方もある。ただ、その後は再び1万3000円台に向けての上昇軌道に復帰するものと予想される。黒田東彦総裁率いる日銀新体制による金融緩和や、6月に公表される中期経済財政の基本方針である「骨太方針」への期待感が株価の下支え要因となりそうだ。

 個別銘柄では、緊急経済対策にも盛り込まれている橋梁、トンネルなどコンクリート構造物補修大手のショーボンドホールディングス<1414.T>、通信インフラ設備工事大手のNECネッツエスアイ<1973.T>、JR東日本向けの耐震など鉄道関連工事の東鉄工業<1835.T>に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)