帝人は買い先行、前3月期下方修正も今期の業績改善想定以上とも

 帝人<3401.T>が一時前週末比12円高の229円まで買い進まれた。29日取引終了後に特別損失計上と集計中の前13年3月期業績予想の下方修正を発表したが、逆にアク抜け感から買いが先行している。炭素繊維の減損処理を主因に特別損失290億円を計上することで、連結最終損益を前回予想の終始均衡から300億円の赤字に減額した。今回の業績修正についてシティグループ証券はきょう付のレポーとで、最大のリスク資産として考えられてきた炭素繊維関連資産の大幅な減損が発表されたことに加え、今期の業績改善見通しは想定以上と指摘、PC樹脂設備の減損や繰延税金資産の取り崩しなどのリスクは残るが、一旦株価は反転する可能性があろうとコメントとしている。ただ、買い一巡後は上げ幅を縮め一時マイナスに転換するなど、上値の重い状況が続いている。

帝人の株価は13時1分現在219円(△1円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)