<株式トピックス>=25日移動平均線との攻防は3回目

 1日の東京株式市場は、外国為替市場での円高基調を嫌気して次第安の推移で全面安。新年度相場は波乱の船出となった。日経平均株価終値は、前週末比262円安の1万2135円と急反落した。値上がり銘柄数は63、対して値下がり銘柄数は1630と実に95%超の銘柄が下げており(変わらずは17銘柄)、東日本大震災直後以来の多さとなった。
 TOPIX(東証株価指数)は、前週末比34ポイント安の1000ポイントと急落し、25日移動平均線(1017ポイント=1日)を下回った。一方、日経平均株価は、今回の上昇相場の基点となった12年11月中旬以降、一度も割り込んでいない25日移動平均線(1万2115円=1日)まであと20円と迫っており、その攻防戦が、あすの焦点となる。
 日経平均株価が25日移動平均線に接近するのは、今回で3回目。1回目は1月24日で、寄り付き時点であと50円まで接近したものの、その後大きく切り返して窮地を脱した。2回目は2月27日で、大幅安の大引けであと61円まで迫ったものの、翌日の28日に300円以上の大幅反発で上昇軌道に復帰した。今回は、20円(1日現在)まで迫っていることから、取引時間中に割り込む可能性は高い。もし、大引けで割り込んだ場合は、これまで持ちこたえていただけに、心理が弱気に傾く投資家も多くなることが予想されることから、調整色が強まることも覚悟しなければならない。
 株価が調整色を強めていることから、3日から4日にかけて、黒田新総裁体制で初めて臨む日銀政策決定会合の内容が極めて重要となってきた。決定会合の内容が市場関係者の期待を裏切ることになれば、ある程度の期間調整を強いられることになりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)