<マーケットアイ>=検証・新年度の相場テーマ 不動産、新エネ、TPP、個人消費に注目(2)

 経済産業省は3月12日、三重県・愛知県沖合で、メタンハイドレートを分解して天然ガスを取り出す世界初の海洋産出試験を実施、天然ガスの産出を確認した。メタンハイドレートは、燃える氷とも呼ばれ、エネルギー自給率の低い日本にとっては、極めて有望な自前の資源として注目を集めている。関連銘柄としては、シェールオイル、メタンハイドレートの両方で開発の主体となり、海外での採掘実績も豊富な石油資源開発<1662.T>に注目したい。

 安倍晋三政権は、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加を正式に表明した。株式市場では、TPPに参加した場合に、安価な農産品の流入によってマイナス影響を受ける農業の強化策に注目が寄せられている。「攻めの農業」への転換を図るために、規模の大規模化などが焦点となる。関連銘柄は農業機械大手の井関農機<6310.T>、農薬大手のクミアイ化学工業<4996.T>、米穀卸大手で、都市立地型倉庫も手掛けるヤマタネ<9305.T>に注目。

 賃金上昇による景気回復や、株価上昇に伴う資産効果などを反映して、これまで長期間低迷していた個人消費関連のテーマも久々に日の目を見ることになりそうだ。日本百貨店協会の調査によると、2月の美術・宝飾・貴金属など高額品の売上高は、前年比8.6%の伸びを記録。また、2月の消費者態度指数が前月より1.0ポイントプラスの44.3と2カ月連続で上昇している。

 さらに、円安の進行を映して、外国人の訪日旅行者数も顕著な回復をみせている。関連銘柄は東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド<4661.T>に注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)