大台守れば、目先反発も…?

流動性低下-リスク回避の円高“増幅”
※ご注意:予想期間は4月3日と表示されていますが、本日(2日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 イースターマンデーで流動性が大きく低下した昨日は、同じく流動性の大幅低下が目立った先週末とは異なる動きを見せました。

 まず中国製造業PMI悪化や緊張する朝鮮半島等を背景に、日経平均が軟調推移を見せました。このため流動性が低下する中で、リスク回避の円買いが優勢となりました。ここまでは先週末と同じ反応でしたが、昨日はこの流動性の大幅低下がリスク回避を増幅する形で機能しました。こうして“全く動かない”という先週末の動きから一変し、昨日は円買いが増幅されました。

 休場となっている欧州タイムに入ると、一旦値を戻す動きが見られるなど、方向性が定まりかねている様相も見受けられました。しかしながらNYタイムに入って注目のISM製造業景況指数が事前予想を下回ると、NYダウ軟調と共に円買いは一段と進行していきました。こうしてドル円は下値メドとされた3/25安値(93.531円・Bid)や50日移動平均線(昨日は93.412円に展開)を難なく下抜け、93円ラインギリギリまで下値を拡大しました。

 さらにこうした動きはその他クロス円にも波及しており、ユーロ円は再び119円台へ売られ、そして堅調推移が続いていた豪ドル円は97円ライン付近へと値を下げました。

リスク回避の円買い、継続性は…?
こうした中で本日の展開ですが、“リスク回避(安全資産)の円買い”が再浮上していることには留意しておく必要があります。欧州のリスク回避姿勢に加え、昨日は米国発のリスク選好姿勢の後退や世界的な株式市場の軟調等、幅広い材料が円買いを促した感があります。本日も独・欧で購買担当者景気指数(PMI)や欧失業率が予定されており、さらなるリスク回避姿勢の台頭には注意が必要です。

 もっとも明日からの日銀金融政策決定会合を控えて、追加緩和への思惑が台頭してこないとは限りません。また昨日は事前予想に届かなかったことから思惑が後退したものの、週末の米雇用統計に対する思惑も依然として根強いものがあります。何より昨日の円買いは、流動性の低下によって円買いが“増幅”されていた可能性が否めません。

大台守れば、目先反発も…!?
 テクニカル的には、大台の93.00円~2/5高値(92.915円・Bid)にかなりのドル買いオーダーが散見されています。反面、割り込んだところからはまとまった円買い(ドル売り)オーダーが観測されており、仕掛け的な動きが入ると予想以上に下値が拡大する可能性は否定できません。それでも昨日の円買いが“増幅”されていたと考えると、当該ラインを維持することができれば一目均衡表基準線(93.90円付近)を経て、昨日高値(94.372円・Bid)程度までは簡単に反発してもおかしくありません。

 株式市場の下落など、投資家のリスク許容度低下はさらなる円買いへとつながりかねない要因ではありますが、昨日に続いて本日も、上・下の両睨みが必要な局面と見ておきたいところです。もっとも、極端な動きにはつながらないかもしれませんが・・・。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:94.519(3/12~4/1の38.2%戻し、3/28高値)
上値4:94.372(4/1高値)
上値3:94.000(大台、日足・一目均衡表基準線、4/1の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:93.769(4/1の50%戻し)
上値1:93.498(50日移動平均線)
前営業日終値:93.270
下値1:93.165(4/1安値)
下値2:92.916(3/5安値)
下値3:92.833(ピボット1stサポート)
下値4:92.395(ピボット2ndサポート)
下値5:91.964(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台、2/28安値)
13:07抵抗・支持ライン 追加