<私の相場観>=立花証券顧問 平野 憲一氏

 投資家最大の注目点である外国人買いが今後、どうなるかがポイントになる。18週連続で5兆6682億円買い越してきた外国人が19週目で918億円売り越したが、これで売り転換したと見るのは早計だ。欧州不安や米景気は本格回復しておらず、国内景気回復も期待先行で、現在の流動性がストップするとは考えられず、金余り状態が続き、外国人も買いスタンスを継続しよう。

 ただ、買い越しの勢いがやや落ちてくることは予想される。したがって、株価の上昇力もやや落ちてくるとみられるが、4月中は日経平均で上値1万3000円を目指すジリ高となりそうだ。

 また、黒田新体制による金融緩和策はハードルが高くなっているだけに、3~4日の金融政策決定会合でいったん出尽くしとなる可能性があるものの、緩和期待は続くとみている。4月はニューマネーの流入から国内機関投資家の買いも入り下値を支えそうだ。

 当面は個別物色の展開になるとみており、その中では業績の裏付けがあり短期資金が狙う大日本塗料<4611.T>と栗本鉄工所<5602.T>に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)