東京株式(大引け)=131円安、売り買い錯綜で荒い値動き

 2日の東京株式市場は為替市場の円高や米景気回復期待の後退を背景に朝方は大きく売りに押されたが、その後急速に下げ渋った。しかし、後場に入り再び売り優勢となる目まぐるしい展開だった。
 大引けの日経平均株価は前日比131円安の1万2003円と続落。東証1部の売買高概算37億7054万株、売買代金は2兆5100億円。値上がり銘柄数は467、値下がり銘柄数は1188、変わらずは58。
 きょうの東京市場は、前日の米国株式市場が軟調だったほか、為替市場での円高傾向が足かせとなった。前日米国で発表された3月のISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを下回る低下をみせたことで米国景気回復期待がやや後退、為替市場では1ドル=92円台近辺、1ユーロ1=119円台近辺での推移で円高歩調が強まっている。寄り後早々に日経平均は仕掛け的な先物売りを絡めて330円安となる場面もあったが、その後は一貫して戻り歩調に。後場寄りに改めて売り込まれたが、不動産株や金融株などへの買いを背景に再び下げ幅を縮小した。日中の値幅は301円と約2年ぶりの大きさ。
 個別では、トヨタ、マツダなどの自動車が軟調。武田、キヤノンも冴えない。ジェイコムHD、日本紙、ミツミなどが大幅安となった。ただ、売買代金上位の主力は強いものも多い。ケネディクスがストップ高に買われたほか、三井不動、三菱地所など不動産関連に物色の矛先が向かった。また、三井住友などの大手銀行にも買いが入った。Dハーツ、FPGもストップ高、図書印も人気。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)