<波乱の相場展開、今後をどう読む>=株式評論家 植木靖男氏

 基本的には上昇相場の第一幕は終わったという言い方もできるが、これはトレンドが下落に転じたということではなく、日柄調整に入ったという意味。今月いっぱいくらいの調整をみておくところではないか。しかし、前倒しで調整が入った分、ゴールデンウイーク明けは目先の売り圧力が一巡し再び上値追いトレンドに移行する可能性がある。
 鍵を握るのはやはり為替の動向で、一度は1ドル=90円を割り込むミニ円高のイメージがある。今の水準からまだ円高に振れるのではないかという疑念は市場にも滞留しているようで、輸出株など主力の上値を押さえる要因になる。ただ、2005年の小泉郵政解散相場の時もそうだったが、証券と銀行、不動産株には持続的に買いが流入しており、今回もその兆しを感じている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)