<マーケットアイ> 波乱展開!日経平均25日線を割る 今後の株式、円相場をどう読む(2)

 変動値幅が広がり、波乱要因となった背景には、前場10時過ぎからの急速な戻りがあった。この戻りの内容を吟味すると、今後の物色動向のヒントが読み取れそうだ。きょうの戻り局面を牽引したのは、不動産、銀行のセクター。メガバンク3行が堅調展開となったのをはじめ、オリコ<8585.T>、アイフル<8515.T>のノンバンクも人気を集めた。

 また、三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不動産<8830.T>、東京建物<8804.T>など大手不動産が軒並み大幅高となった。さらに、独立系の不動産ファンド運営会社のケネディクス<4321.T>が東証1部の売買代金トップでストップ高となったのも不動産セクター人気を象徴する動きといえる。

 逆に、年初来安値を更新しているコマツ<6301.T>、ツガミ<6101.T>、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>、蛇の目ミシン工業<6445.T>といった中国関連の下げが目立った。また、新日鉄住金<5401.T>に代表される鉄鋼株や、トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>などの輸出関連の主力銘柄にも安いものが目立った。こうした流れが今後も続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)