<マーケットアイ> 波乱展開!日経平均25日線を割る 今後の株式、円相場をどう読む(1)

 きのう2日の東京株式市場は、外国為替市場での円高や米景気回復期待の後退を背景に、朝方は大きく売り込まれ日経平均株価は一時、前日比329円安の1万1805円まで急落した。その後下げ渋ったものの、日経平均は今回の上昇相場の基点となった昨年11月15日以来、4カ月半ぶりに25日移動平均線(1万2129円=2日)を下回った。また、この日の高値と安値の変動幅は301円と大きく広がる波乱展開となった。今後の株式市場の展開と物色動向、外国為替の見通しを探った。

 大引けの日経平均株価は前日比131円安の1万2003円と続落。2日の東京株式市場は、現地1日の米国株式市場が軟調だったほか、外国為替市場での円高傾向が売りを加速させた。1日米国で発表された3月のISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを下回る低下をみせたことで、米国景気回復期待がやや後退、為替市場では1ドル=92円台半ば、1ユーロ=119円台前半での推移と円高歩調が強まっている。

 朝方、日経平均が急落したのは、国内機関投資家からの利益確定の売りとの見方が有力だ。市場関係者は「3~4日に開催される黒田体制下で初の日銀金融政策決定会合の内容が市場の期待水準に達しない場合、株価が下落する懸念があるため、それを見越して売りを先行させたのでは」としている。ただ、日経平均の下落幅が一時300円を超えて、取引時間中では3月7日以来の1万2000円を割り込んだことで、「決定会合後の下げを先取りした」とのうがった見方も出ていた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)