好悪材料交錯、神経質な展開に…!

リスク回避後退-円売り
※ご注意:予想期間は4月4日と表示されていますが、本日(3日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 東京タイムこそ前日までのリスク回避姿勢が続きましたが、その後は次第に後退していきました。イースター休暇明けとなった欧州市場が比較的落ち着いていたことも、欧州株式が堅調推移を見せ、それがNYダウ反発へとつながりました。こうして円売りが促される格好となり、一時92円半ばへと下落していたドル円は93円半ばまで反発しています。
依然として欧州景況感は低迷-ユーロ売り
 一方でECB(欧州中央銀行)の誘導目標である+2.0%を下回った独消費者物価指数(+1.8%)は、早期の欧利下げ観測を誘発しました。この影響で欧州通貨には売り圧力がかかり、ユーロドルは1.28ドルラインへと値を下げました。そして前記した円売りの影響から120円台へと回復したユーロ円でしたが、その大台を維持することは出来ませんでした。
米雇用統計の前哨戦第2弾!
こうした中で本日の展開ですが、ポイントとなるのは週末の米雇用統計の前哨戦とされる本日の“ADP雇用統計(民間)・ISM非製造業景況指数”と、そして日・英・欧の金融政策発表を明日に控えた“思惑の変遷”ということになります。

 直近の米雇用市況に対する思惑(ポジティブへと傾斜)を考えると、前者に関しては前回数値を上回ることが期待されるところです。仮に予想通りとなればドル買いが促されることが想定され、50日移動平均線(本日は93.60円に展開)を経て、ドル売りオーダーが積み上がっている94.00円ライン付近へと値を上げることが期待されるところです。
好悪材料交錯、神経質な展開に…!
 一方で後者に関しては、思惑の交錯から積極的な取引は手控えられる可能性が指摘されるところです。黒田新体制となって初の会合では、「資産買入等基金で購入する国債年限の拡大」「期限を定めない国債買入を前倒し」「資産買入等基金と輪番オペの統合」「日銀券ルールの撤廃」等は既に織り込み済であり、新たな円売り材料にはなりづらいとの見方が大勢を占めています。一方で追加緩和路線が今後も継続されていることもまた明らかであり、中長期的な円先安観は燻り続ける可能性が高いと見られます。このため方向性を見極めたいとのムードが強まりやすく、神経質な展開が想定されるところです。

 同じく欧州に関しても、低迷する直近の欧経済指標や燻り続けるキプロス懸念等の影響から“さらなる緩和方向へと傾斜する可能性”が指摘される中、ユーロ売りは事前に進行してきています。このため“知ったらしまい”の思惑も台頭しやすく、こちらも錯綜しています。

 週後半に集中するイベントを控える中、各国ではそれぞれが強弱材料を混在させています。様子見から積極的な取引は手控えられやすいといえますが、主だったイベントが見当たらない時間帯(例えば東京タイム)であっても、上下両方向を睨みながら、リスク管理を怠らないようにしたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:94.905(20日移動平均線)
上値4:94.372(4/1高値)
上値3:93.924(日足・一目均衡表基準線・転換線、大台)
上値2:93.779(ピボット1stレジスタンス)
上値1:93.606(50日移動平均線、4/2高値)
前営業日終値:93.391
下値1:93.000(大台)
下値2:92.783(ピボット1stサポート)
下値3:92.563(4/2安値)
下値4:92.175(ピボット2ndサポート)
下値5:91.964(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台、2/28安値)