<私の相場観>=東洋証券・投資情報部 土田 祐也氏

 全体株価はここにきて波乱含みとなっているが、来週末にオプションSQを控えており、上下にボラティリティの高い展開が予想される。ただ、大勢上昇トレンドに変化はなく、株価が下に振られる場合は、過熱感の解消につながるものとして歓迎してよいだろう。

 日経225オプションの建て玉をみるとコールは1万3000円の買いが厚い。一方、プットは1万1500円の水準に買いが増えており、これまで鳴りを潜めていた弱気筋の存在も見えてきた。

 全体相場はちょうど、その狭間の1万2000~2500円の水準が居心地の良い領域といえそうだが、下値はプットが暗示する1万1500円近辺への下落リスクも念頭に置いておきたい。

 物色対象は為替市場で円高修正に一服感が出ている中、内需株に優位性がある。その中、金融緩和に積極的な日銀のスタンスに乗り、不動産、金融株は引き続き注目される。

 また、4月下旬以降は、13年3月期の企業業績と14年3月期の業績見通しが徐々に明らかになる時期。為替の円安による恩恵から、業績増額含みの動きは全体相場浮上の足掛かりとなる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)