<株式トピックス>=「めでたさも中くらいなり」きょうの急反発

 3日の東京株式市場は、欧米株高を受け、買い優勢のなか、ほぼ全面高商状となった。日経平均株価終値は、前日比358円高の1万2362円と、2月6日の416円高に次いで、今年2番目の上げ幅で急反発した。
 4月新年度入りしたきのうまでの2日間で、日経平均株価は約400円の下げとなっていただが、1日でほぼ戻したことになる。ただ、きょうの大幅反発には素直に喜べない要素がある。それは、値がさ株にも関わらずファーストリテイリング<9983.T>が大幅高して、日経平均株価の急反騰を大きく押し上げたことだ。
 単純平均型の株価指数である日経225種平均株価にとって、株価3万円を超える超値がさ銘柄のファストリテの寄与度は極めて大きい。3日の日経平均株価の上昇幅358円のうち、ファストリテ1銘柄で174円分と、ほぼ半分を押し上げたことになる。この日の日経平均株価の上昇率が2.99%となったにもかかわらず、TOPIX(東証株価指数)は1.93%に止まったことが日経平均株価の〝歪み〟を示している。
 日経平均株価はこの上昇で、きのう(2日)割り込んだばかりの25日移動平均線(1万2167円=3日)と、5日移動平均線(1万2246円=同)を一気上回り、反発力の強さを示し、中期上昇軌道に復帰したかたちとなっている。
 一方、TOPIXは、25日、5日の両移動線を下回ったままだ。TOPIXが出遅れているというよりも、日経平均株価が実態にかい離して上昇し過ぎていると判断したほうが良さそうだ。行き過ぎの反動安懸念が杞憂に終われば良いのだが。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)