<マーケットアイ> 日経平均358円高、ファストリテが急反騰を演出(2)

 さらに、エービーシー・マート<2670.T>も2日発表の3月度の概況で、既存店売上高が前年同月比10.9%増の2ケタ増となり、昨年3月(同14.3%増)以来の高い伸びを示した。気温の上昇とともに春物需要が急速に高まり、スニーカーやレディースシューズの新商品が好調に推移した。株価はジリ高歩調で大幅高となった。

 一方、タカキュー<8166.T>は、衣料品各社の好調な月次販売を受けて、朝方既に一時ストップ高をつけたが、午後1時頃に発表した3月の月次売上高情報では、既存店売上高が前年同月比9.2%増と期待通りの数字となり高値水準を維持した。

◆値がさ株偏重で〝歪み〟指摘も
 3日の東京株式市場で、ファーストリテイリングの急騰は、日経平均株価の上昇を加速させた。単純平均型の日経225種平均株価にとって、株価3万円を超える超値がさ銘柄のファストリテの寄与度は極めて大きい。市場関係者によると、日経平均の上昇幅358円のうちファストリテ1銘柄で174円分と、ほぼ半分を押し上げたことになる。

 この日の日経平均の上昇率が2.99%となったにもかかわらず、TOPIX(東証株価指数)は1.93%に止まったことが日経平均の〝歪み〟を示している。この日は、ほかに寄与度の大きいソフトバンク<9984.T>、ホンダ<7267.T>、武田薬品<4502.T>といった銘柄の上昇が目立った。最低投資単位が高額で、個人投資家の参加し難い一部値がさ銘柄によって、指数が大きく変動していることになる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)