<マーケットアイ> 日経平均358円高、ファストリテが急反騰を演出(1)

 きのう3日の東京株式市場は、欧米株高を受けてリスクオフの巻き戻しが起こり、広範囲に買いが優勢となった。日経平均株価終値は、前日比358円高の1万2362円と、2月6日の416円高に次いで、今年2番目の上げ幅で急反発した。なかでも、値がさ株にも関わらず大幅高して、日経平均の急反騰を牽引したのがファーストリテイリング<9983.T>だ。

 買い手掛かり材料、日経平均株価への寄与度の高さを背景にした株価と、両面から3日の全体相場急騰を牽引したのがファストリテ。同社は、2日の取引終了後に発表した国内ユニクロ事業の売上推移速報で、3月の既存店売上高が前年同月比23.1%増と大幅に増加したことが好感された。気象庁の全国154の観測所のうち、関東から九州にかけての26地点で、3月の平均気温が過去最高を記録するなど、気温の高い日が続いたことから、機能性肌着、ボトムス、エアリズムなどの春物商品の販売が好調に推移し、前年実績を大幅に上回った。

 この3月の国内既存店売上高の伸びを手掛かりに、ファストリテの株価は、朝方から買い優勢で、終日出来高を伴って力強い上昇を続けた。一時、前日比4500円高の3万5800円まで買われ、前日つけた3万1300円の年初来高値を大きく更新。終値は、同4350円高の3万5650円となった。

 この日は、ファストリテのほかにもアパレルを中心に好調な月次売上高の発表を手掛かりに、大幅高する小売関連銘柄が目立った。ユナイテッドアローズ<7606.T>が3日ぶりの大幅反発となり、年初来高値を更新。2日に発表した3月度の月次売上概況で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比12.8%増と8カ月ぶりの2ケタ増となったことを好感。月を通じて暖かい日が続いたことで、スプリングコートやニット、カーディガンなどの春物商品に加えて、新生活や式典用のスーツやジャケット、シャツ、ワンピースなどが好調だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)