日欧そして米と材料満載…!!

米経済指標不調-ドル売り・円買い
※ご注意:予想期間は4月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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米景況感に対する楽観論に冷水を浴びせる米経済指標が相次いだことで、昨日はNYダウ急落と共に、幅広い通貨に対してドル売りが先行しました。

 注目のADP雇用統計(民間)は、事前予想(+20.0万人)を大きく下回る+15.8万人に留まりました。前回数値が上方修正(+19.8万人→+23.7万人)されていることから数字ほど弱いわけではありませんが、集計方法を変更した昨年10月分以降で当該増加幅が最小となっていることから、週末の本番(米雇用統計)に向けて警戒感が出た格好といえます。ISM非製造業景況指数が事前予想を下回った(54.4)ことも、NYダウ下落と共にドルを押し下げる要因として機能しました。こうして93円後半へ値を戻していたドル円は、再び92円後半へと値を落としています。

キプロス支援報道-ユーロ買い戻し
 一方で、翌日に金融政策決定会合を控えていることもあり、日(円)・欧(ユーロ)の取引は手控えられました。「キプロスへの10億ユーロ支援がスタッフレベルで合意」とIMFが伝えたでユーロ買い戻しが目立つ場面も見られましたが、その後は前記したドル売りが目立つ展開となりました。こうしてマーケットは『 円 > ユーロ > ドル 』の様相を示し、1.28ドル半ばへとユーロドルが上昇した反面、ユーロ円は119円前半へと押し下げられました。

日銀政策決定会合-“材料出尽くし”“知ったら終い”?
 こうした中で本日の展開ですが、注目はもちろん“日・欧(そして英も…)の金融政策の行方”ということになります。このため発表前は様子見となりやすい反面、思惑で上へ下へと揺れ動く展開が想定されるところです。一方で結果次第ではあるものの、発表後はさらに大きな乱高下となることが警戒されるところです。

 まず日銀ですが、「資産買入等基金で購入する国債年限の拡大」「期限を定めない国債買入を前倒し」「資産買入等基金と輪番オペの統合」「日銀券ルールの撤廃」に関しては、既に織り込み済と見られるところです。もちろんいずれも円売り要因ですが、マーケットでは“材料出尽くし”“知ったら終い”という格言もあります。失望売りにつながるかどうかは別にしても、新たな円売り材料にはなりづらいということは、想定しておかなければならないところです。(もちろんサプライズがなければの話ですが…)

ECB(欧州中央銀行)理事会-再び“欧州発のリスク選好/回避”?
一方のECB(欧州中央銀行)理事会は、「据え置き」との見方が現時点では大勢を占めています。しかしながら直近の欧経済指標は芳しくないものが続いており、後退しているとはいえキプロス・イタリア等で懸念も抱えています。このため仮に「据え置き」であったとしても、その後のドラギ総裁の記者会見で「キプロス問題への言及」や「追加緩和への示唆」が行われた場合には、再び欧州発の“リスク選好/回避”に振り回される展開となる可能性は否定でき
ません。

 92.00円ラインに展開する日足・一目均衡表先行スパンの雲上限が下値を支える可能性があるドル円ですが、一方で93.00円ライン付近からは段階的にドル売りオーダーが積み上がっています。テクニカルを見ると“身動きが取りづらい状況”に見えますが、突破することがあるとストップロスオーダーを絡める急変動となる可能性を秘めていることの裏返しでもあります。

 そう易々と当該レンジを突破するとは想定しづらいところではありますが、楽観・過信は禁物。十分に警戒しておきたいところです。

ドル円日足チャート抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:94.779(20日移動平均線)
上値4:94.372(4/1高値、日足・一目均衡表基準線)
上値3:94.117(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:93.760(日足・一目均衡表転換線)
上値1:93.645(50日移動平均線、4/3高値)
前営業日終値:93.033
下値1:92.711(4/3安値)
下値2:92.563(4/2安値、ピボット1stサポート)
下値3:92.169(ピボット2ndサポート)
下値4:92.053(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台、2/28安値)
下値5:91.627(ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
15:15 抵抗・支持ラインを追加