東京株式(前引け)=日銀の決定会合前に買い手控え感 

 4日前引けの日経平均株価は前日比213円安の1万2149円と急反落。前場の東証1部の売買高概算は14億9103万株、売買代金は1兆94億円。値上がり銘柄数は413、対して値下がり銘柄数は1201、変わらずは83銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は寄り付きから売り優勢で始まり、日経平均株価は寄り後に下げ渋る動きをみせたが、前引けにかけて再び軟化した。前日の米国株安や為替市場での円高傾向などが利益確定の売りを誘っている。米国では、ISM非製造業景況感指数が前月から低下したほか、民間企業による3月の雇用指標も市場予測を下回るなど、米国景気回復への期待感が後退しているほか、朝鮮半島で緊張が高まっており有事リスクも意識されている。午後に判明する日銀の金融緩和政策決定会合の結果を見極めてからという思惑も強い。日銀の追加緩和策も国債の買い入れ対象の拡大などは事前にある程度織り込まれており、ETFなどリスク資産の買い入れ拡大などの動きがなければ、出尽くし売りとなる懸念も意識されて、買いが手控えられた。
 個別ではケネディクス、ソフトバンクが安く、トヨタ、ソニー、キヤノンなど主力輸出株も安い。三菱マテリアル、住石HD、東製鉄なども大きく値を下げた。半面、よみランドが高く、図書印も買い人気が続いている。石川製、東京計器など防衛関連の一角も値を飛ばした。ドワンゴも高い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)