<話題の焦点>=急速に普及する産業ロボ、新しいニーズに対応する開発進む

 産業用ロボットは今後急速に普及すると予想されている。どこまでをロボットの範疇に入れるかによって統計が変わることから、公表されている数字には大きな隔たりがあるが、製造分野から農林水産、サービス、医療、生活分野までを含めた現在の市場規模は最大で約1兆円と推測され、年率2ケタを大きく上回る成長が続く。

 生産性向上や少子高齢化に伴う労働力不足の解消などへのニーズが背景で、設計からオペレーションまでを請け負うシステムインテグレーションが普及することで製造業向けは安定した成長が続く一方、医療や外食などサービス分野で急拡大すると見られている。介護や移動などの付加軽減、調理の自動化など新しい需要が生まれ、ニーズに対応するロボットが開発されていくからだ。

 医療分野では移乗や入浴、排泄などの介護やリハビリ、食事などの自立支援のほか、見守りをするロボットが伸びており、外食では回転すし業界向けにすしロボットの普及が進んでいる。危険な高所で作業する窓ガラス清掃ロボットや水中洗浄ロボット、自動掃除機も商品化された。

◆産業ロボット関連銘柄一覧
介護ロボット:ホンダ<7267.T>、トヨタ<7203.T>、安川電<6506.T>、大和ハウス<1925.T>
       フラベッドHD<7840.T>、パナソニック<6752.T>、村田製<6981.OS>、川田TECH<3443.T>

厨房ロボット:鈴縫工<1846.T>

清掃ロボット:日立<6501.T>、三菱重<7011.T>、富士重<7270.T>、コマツ<6301.T>

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)