東京株式(大引け)=272円高、日銀金融緩和で後場急騰

 4日の東京株式市場は朝方は軟調に推移していたが、後場中盤に日銀の金融政策決定会合の結果が発表されると状況は一変、一気に買いを集め日経平均はプラス圏に浮上、大引けはこの日の高値で引けた。大引けの日経平均株価は前日比272円高の1万2634円と大幅続伸となった。東証1部の売買高概算は42億7093万株、売買代金は3兆875億円。値上がり銘柄数は1439、値下がり銘柄数は205、変わらずは68だった。商い高水準の中で全体の84%の銘柄が上昇している。
 きょうの東京市場は、前日の米国株安や為替の円高傾向などが嫌気され、前場は売り優勢だった。ISM非製造業景況感指数が予想を下回り、週末の米雇用統計を前に米景気回復への期待感がやや後退したほか、北朝鮮での有事リスクも意識された。しかし、後場13時40分ごろから相場は一変。日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、国債の買い入れ対象拡大などにとどまらず、ETF、REITといったリスク資産の積極的な買い入れなど「量的・質的金融緩和」の導入が伝えられると、株価は一気に上昇に転じた。金融緩和で恩恵を受ける金融や不動産、為替が1ドル=94円台後半まで円安が進んだことから自動車株などにも買いが向かった。
 個別では、ケネディクス活況裏に切り返し、三菱UFJ、三井住友も買われた。アイフルはストップ高となった。不動産では住友不などが急騰。トヨタ、マツダなども買われた。一方、東電が下げ、東製鉄、三菱マテも売られた。サニックス、日本取引所も下落している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)