<マーケットアイ> 日銀が大胆な追加緩和策を発表、株高、円安が一気に加速(1)

 きのう4日の東京株式市場は、前場軟調に推移していたものの、午後1時半過ぎに日銀による予想を上回る大胆な追加緩和策が発表されると状況は一変、一気に買いを集め日経平均株価はプラス圏に浮上、終値は前日比272円高の1万2634円の大幅続伸となり、3月21日の年初来高値1万2635円に肉薄した。1日の変動幅は558円と広がった。また、外国為替市場では、1ドル=95円半ばへと円安が進行した。市場関係者に今後の株式相場の展望を聞いた。

 日銀は3日、4日の2日間、黒田東彦新総裁体制スタート後初めてとなる金融政策決定会合を開き、新たな金融緩和の枠組みとして「量的・質的金融緩和」を導入すると発表した。金融調節の操作目標を、現在の「無担保コールレート翌日物」から、資金供給量にあたる「マネタリーベース」に変更する。

 さらに、長期国債に加え、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)などのリスク性資産の購入も拡大する。具体的には今後、国債などを買い入れて2年間で2倍に拡大するなど、大規模な金融緩和に踏み切る。去年12月時点で138兆円だったマネタリーベースが、来年末には270兆円に拡大する見通しとしている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)