マーケットが壊れてしまった可能性!?

“量的・質的”な日銀金融緩和-円全面安
※ご注意:予想期間は4月6日と表示されていますが、本日(5日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日は“円全面安”の展開となりました。日銀が実施する“量的・質的”な金融緩和が、事前予想を大きく上回る内容だったからです。

 「13年かけて2倍へと増加させたマネタリーベース(通貨供給量)を、来年(2014年)末までにさらに倍増」「長期国債買入に制限を設けず(40年債を含む)」等は、月当たり国債買入額のGDPに占める割合が米国を大きく上回る1.4%規模になることを示しています。さらに「今回の緩和はこれまでと次元が違う」「必要なら躊躇なく調整していく」と黒田総裁がその後の記者会見で発言したことは、さらなる円先安観を誘いました。こうして大きなポジティブサプライズとなったマーケットは、92円後半で推移していたドル円を96円半ばへと急騰させました。

“異次元”“バズーカ砲”クラスの衝撃(サプライズ)
 こうした中で週末を迎える本日の展開ですが、普通に考えると昨日の急騰に対して“ある程度の利益確定やポジション調整”が入ることが想定されるところです。しかし前述した昨日の日銀金融緩和は、まさにちまたで囁かれている“異次元”“バズーカ砲”クラスの衝撃(サプライズ)であり、“マーケットが壊れてしまった可能性”を否定することが出来ません。本日の東京タイムに入って先月12日につけた高値(96.709円・Bid)を突破、さらに97円ラインへ到達していることを考えると、さらなる上値追いへの警戒をせずにはいられないところです。

事前予想はやや下方修正-米雇用統計
 もう一つ、本日は米雇用統計というビッグイベントが予定されています。前哨戦とされるADP雇用統計(民間)やISM製造業/非製造業が事前予想を下回ったことで、+20.0万人とされる事前予想をやや下方修正する動きが現時点では台頭しつつあります。好調だった米景況感にもやや陰りが見えることも、こうした思惑を後押ししています。このため結果次第ではあるものの、弱い内容となれば週末のポジション調整とも重なって、一気に20日移動平均線が展開する95円ライン付近までは調整が入ってもおかしくありません。ただしここでも“マーケットが壊れてしまった可能性”を無視することが出来ません。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:98.000(大台)
上値4:97.759(2009/8/7高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.578(ピボット1stレジスタンス)
上値2:97.000(大台)
上値1:96.709 (3/12高値)
前営業日終値:96.321
下値1:96.000(大台)
下値2:94.993(20日移動平均線、4/4の38.2%押し、大台)
下値3:94.571 (4/4の50%押し)
下値4:94.137 (4/4の61.8%押し)
下値5:93.830 (50日移動平均線、ピボット1stサポート)

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15:02ドル円 抵抗・支持ライン追加