黒田日銀の「異次元緩和」を受け円売り続く

JGB急反落で円買戻し強まる
昨日の海外時間には、日銀金融政策決定会合で市場の期待を上回る「量的質的緩和」が決定されたことを受けて円安が進みました。一方ドラギECB総裁の発言を受けてユーロは上下する場面がありましたが、NYダウが買われたこともあって上昇しました。

欧州時間序盤、日銀金融政策決定会合が市場の期待を上回る「量的質的緩和」を決定したことから円売りが強まった流れを引き継いで、ドル円は95.60円台まで上昇しました。一方ユーロは、ECB理事会で金融政策が据え置かれたことから一旦買いが優勢となりました。

NY時間にはいってドラギECB総裁の会見で「経済見通しのリスクは下向き」「金利に関して幅広く協議した」「行動する準備ができている」などとされたことからユーロ売りが強まってユーロドルは1.2740台まで、ユーロ円は121.50円台まで反落しました。しかしドラギ総裁が「キプロスに関する合意はひな形ではない」「あえて言えば、キプロス問題はECBのユーロ支援の決意を固くした」などと述べたことからユーロが急反発し、ユーロドルは1.2880台までユーロ円は123.90円台まで上昇しました。この間、発表された米・新規失業保険申請件数が予想よりも弱かったことから米長期金利が低下したこともユーロ買いを後押ししました。一方ドル円は、米長期金利が低下したにも関わらず、円売りが持続し96.40円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいって「モンティ氏とベルサニ氏、伊大統領選挙のコンセンサスで大筋合意」と報じられたことや、NYダウが上昇したことからユーロ買が強まって、ユーロドルは1.2950付近まで、ユーロ円は124.60円台まで上昇しました。

東京時間にはいって再び円売りが強まって、ドル円は約4年ぶりとなる97円台を示現しましたが、日本国債10年物の利回りが反発していることから円の買戻しが強まっています。

今日の海外時間には、米・3月雇用統計の発表があるほか、ユーロ圏・2月小売売上高、独・2月製造業受注、加・3月雇用統計、加・2月貿易収支、米・2月貿易収支の発表と、デール・英中銀政策委員の講演があります。