東京株式(大引け)=199円高、大商いで年初来高値更新

 5日の東京株式市場は日銀の大規模な金融緩和策を好感し続伸、売買高も記録的に膨らんだ。ただ、後場は債券相場の波乱を横目に利益確定売り圧力も顕在化した。
 大引けの日経平均株価は前日比199円高の1万2833円と3日続伸となった。年初来高値を約2週間ぶりに更新している。東証1部の売買高概算は64億4912万株、売買代金は4兆8633億円と高水準。売買高は過去最高を記録したほか、売買代金は5年8カ月ぶりの水準だった。値上がり銘柄数は1288、値下がり銘柄数は370、変わらずは54銘柄だった。
 きょうの東京市場は前日の日銀の金融政策決定会合で導入が決まった「量的・質的緩和」による大規模な追加緩和策を引き続き評価した買いが寄り付きから優勢となり、ショートポジションをとっていた向きの買い戻しなどを交えて、日経平均株価は寄り後10分程度で590円高超まで買われる急上昇を記録した。金利低下の思惑を底流に金融や不動産株が軒並み急騰、為替市場では一時1ドル=97円台まで円安が進行し自動車など主力輸出株にも物色資金が向かった。ただ、後場に入ると債券相場が急落し波乱含みの様相に。これを受けて株式市場でも利益確定の売りを誘発し、引けかけて上げ幅を大きく縮小する展開となった。
 個別では、メガバンクが売買代金上位3傑を独占し株価も高い。アイフルが一時ストップ高。三井不、菱地所、東建物など不動産株にも軒並みストップ高が相次いだ。ドーム、富士急なども値を飛ばしている。トヨタ、マツダなどの自動車株や日立、三菱電など重電も買われた。一方、ポイントが売られたほか、日本紙など紙パ株の一角が安い。T&D、第一生命など生保株も値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)