日銀砲の援護射撃なるか、米雇用統計に注目

日銀砲の援護射撃なるか、米雇用統計に注目
昨日、日銀が発表した「量的・質的金融緩和」は市場の想定を大幅に上回る内容であり、市場に与えた衝撃の大きさから一部では「バズーカ砲」との呼び名が付いたほどだ。

「バズーカ砲」の衝撃からドル/円は午前の取引で2009年8月以来の97円台に上伸したものの、午後に入ると株式・債券市場の失速につれて一時96円を割り込んだ。

もっとも、日銀の「異次元の金融緩和」に対する市場の評価を考えるとこのまま円売りムードが完全に萎んでしまう公算は小さく、当面は円安基調が続くと見るのが妥当だろう。

ドル/円の97円台回復のカギは本日21:30に発表される米3月雇用統計の結果が握る事になりそうだ。

3日に発表された米3月ADP全国雇用者数が事前予想値と前回値をともに大きく下回ったため、本日の雇用統計への期待はそれほど高くない。

そうした中で、非農業部門雇用者数の事前予想値である19.0万人を上回る増加幅となれば、ドル/円が東京市場で付けた97.19円の高値を更新する可能性もある。

一方で、予想よりも大幅に弱い結果となった場合は、前日に日銀の発表を受けて急騰した後しばらくもみ合った水準(最も売買が増えたと見られる水準)である95.50円前後を維持できるか注目されよう。