午後:債券サマリー 乱高下、金利急低下で国債入札に未達懸念

 5日の債券市場では、先物中心限月6月限は急落。朝方は146円61銭と史上最高値を付けたが、午後に入り売り物が膨らみ一時143円10銭台まで急落した。現物債市場も10年債利回りは一時0.315%と過去最低金利を記録したが、その後、0.505%に上昇した。一時は0.620%も記録している。
 この日の債券急落の要因として、関係者の間では「この金利水準では国債入札の際に“未達”が発生しかねない」という懸念が生まれたとの指摘が出ている。特に、超長期債の20年債と30年債の利回りは一時、0.845%と0.925%を記録したが、生保などは、1%前後の超長期債には手を出さないという見方が出ている。来週11日には30年債、18日には20年債の国債入札がある。「来週以降の入札が無難にこなせるかが焦点」(市場関係者)との見方が、この日の債券市場の乱高下を呼んだようだ。
 先物3月限は146円38銭で始まり、高値は146円41銭、安値は143円10銭、終値は前日比2円02銭安の144円02銭。出来高は6兆6585億円に膨らんだ。10年債の利回りは前日比0.070%上昇の0.505%、20年債は同変わらずの1.135%、30年債は同0.015%低下の1.210%だった。