来週の株式相場見通し=1万3000円固めの展開、変動幅の大きな展開続く

 来週(8~12日)の東京株式市場は、今週後半の強烈な短期急騰への警戒感から目先的には、利益確定売りが先行して一服場面も想定される。ただ、外国為替市場で、1ドル=96~97円台の水準が継続すれば、自動車など主力の輸出関連企業の14年3月期の業績見通し上方修正の期待感も高まってくる。いずれにしても、変動幅の大きな展開が見込まれることから、日経平均株価の想定レンジは1万2600~1万3200円とする。 日本時間5日夜に発表される米3月の雇用統計の結果が、事前予想の水準を下回ると、日米ともに株価が高値圏にあるだけに警戒が必要だ。
 5日の東証1部市場は、日経平均株価が寄り付き直後わずか9分間で591円高する急騰を演じたのに加え、1日の売買高も64億株と過去最高を記録するなど異例づくめの展開となった。市場関係者は「こうした現象は、相場の大きな潮目の変化を先取りするもの。長期的な堅調相場を示唆しているのでは」としている。
 日程面では、2月の国際収支、3月景気ウオッチャー調査(8日)、3月の工作機械受注(9日)、2月の機械受注、3月の国内企業物価(11日)、株式オプションSQ(12日)に注目。海外では、中国3月消費者物価指数(9日)、G8外相会議(ロンドン・10~11日)、EU財務相・中央銀行総裁会議、米3月小売売上高が焦点となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)