外為サマリー:1ドル98円50銭台の円安、金利低下で外債投資進むとの観測

 8日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=98円56~60銭近辺と前週末午後5時時点に比べ2円26銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=127円90~94銭と同3円59銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は対ドルで、98円50銭台と2009年6月以来の3年10カ月ぶりの円安水準で推移した。先週末5日に発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者数が8万8000人増と市場予想(19万5000人増)を大幅に下回るなど内容は冴えなかったものの影響は限定的で、大幅な円安が進行した。この要因として、国内金利が史上最低水準に低下したことで、今後、生保など機関投資家や個人投資家などは高金利を狙った外債投資への姿勢を強めるとの見方がある。欧州情勢など不透明要因は残るものの、日銀による大胆な金融緩和を契機に円は1ドル100円を視野に入れた円安基調を強めるとの見方は優勢となっている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.2976~77ドルと同0.0068ドルのユーロ高・ドル安で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)