円買い材料は『買い戻し』のみ?

円買い材料は『買い戻し』のみ?
東京市場のドル/円は、朝方の取引で98.84円まで上昇して2009年6月8日以来の高値を示現した。

その後はやや伸び悩んだものの、先週末の終値(97.60円)を1円前後上回る98円台半ばで堅調に推移しており、改めて円売り動意の強さを感じさせる値動きとなっている。

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が週末に「日銀の緩和策は世界経済支援で歓迎される措置」との見解を示すなど、日銀の「異次元緩和」に対する批判の声がほぼ皆無である事も円の「売り安心感」につながっているようだ。

衝撃的な弱さとなった米3月非農業部門雇用者数をもってしても止められなかった円安の流れを止めるの事が出来るのは、利益確定の円買い戻しくらいだろう。

米3月雇用統計後のドル買い・円売りポジションの多くが96円台後半から97円台で作られたものである可能性が高い事もあって、100円に近付くまで利益確定に動く投資家は少ないと考えられる。