黒田サプライズで円安進行し、株式相場も新局面入り

目先は、懸念材料・短期の過熱感あるが、先高感は強い
先週の予測では、4日の日銀金融政策決定会合の内容によっては材料出尽くしからの下落を想定し、1日(月)に▼262の12135円となって短期の売転換が出現したことで、12000円を守れるかどうかに注目としました。
結局、2日(火)に円高への振れを嫌気し、金融緩和策の発表で材料出尽くしとなるとみた投資家の利益確定売りが集中し、ザラ場では11805円まで下落しましたが、終値では△131の12003円と12000円を守りました。その後はNYダウの史上最高値更新をきっかけに反発し、4日(木)の黒田日銀総裁の発表は予想を大きく上回る内容となったことでサプライズとなり△272の12634円となって、すぐに再度の買転換出現となりました。週末の5日(金)は一時13225円と13000円台を回復しましたが、その後急速に上げ幅を縮小し、△199の12833円で引けました。
今週は、終値で13000円台にのせることができるかどうかに注目となります。週末5日(金)の日足でみると、長い上ヒゲの陰線となり出来高も64億株と大商いとなっていますので、チャートの形からいうと、いったんピーク(天井)ということを暗示するものです。しかし、予想外の材料ですので、欧米の投資マネーの流入によって円安を追い風に13000円をすぐに回復する可能性もあります。懸念材料はまだほとんど織り込んでいない「北朝鮮の挑発行動や中国の鳥インフルエンザの深刻化」です。
週明けの8日(月)は、為替が97円台の円安の流れを引き継いで日本市場で98円台の円安進行となったことで寄り付きから13000円台を回復し、長い上ヒゲである13255円を一気に埋めて(5日(金)の高値13255円と同値をつける)、大引けは△358の13192円となりました。目先は短期の過熱感もあり、中国株式の下落、欧州不安、北朝鮮情勢もあり、一服する場面も考えられます。上値抵抗ゾーン12600円台をクリアーしましたので、次の下げの局面では、12600円台が下値抵抗ゾーンに転換します。