東京株式(大引け)=24銭安、利益確定売りに小反落

 9日の東京株式市場は、朝方は日銀の「量的・質的緩和」導入を背景とした円安・ドル高の進行を追い風に高く始まったが、その後は伸び悩み、後場は前日終値を挟んでのもみ合い推移となった。大引けの日経平均株価は前日比24銭安の1万3192円とわずかながら5日ぶりに反落。東証1部の売買高概算は47億89万株、売買代金は3兆4779億円。値上がり銘柄数は658、値下がり銘柄数は959、変わらずは96銘柄だった。
 きょうの東京市場は朝方は引き続き日銀の「量的・質的緩和」導入を背景とした為替市場での円安・ドル高の進行を好感し、大幅続伸歩調で始まった。日経平均株価は前日までの4立会日で10%近い上昇を示しており、高値警戒感も意識されるところだが、海外ヘッジファンドの買いも観測される中で買い意欲の強い展開に。しかし、一時1ドル=99円台後半まで円安が進んだ為替市場で、その後99円台前半へ円が買い戻されたことなどを背景に、全般は利食い売り圧力が強まった。これまで相場を牽引してきた不動産や銀行などが、値を下げ全体の地合いを悪くした。
 個別では、ケネディクスが商いを伴い高く、ソフトバンク、キヤノン、ファナック、コマツなども買われた。図書印、アサックス、アークなどストップ高銘柄も相次いだ。また、石川製もストップ高寸前まで上値を伸ばしている。一方、三井住友、三菱UFJなどが安く、菱地所、三井不なども売られた。クレセゾン、カッパクリHDなども大幅安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)