本日も“リスク回避/選好”で揺れ動く!?

円先安観”と“利益確定”の狭間で乱高下-円全般
※ご注意:予想期間は4月11日と表示されていますが、本日(10日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日も急激な円売りでスタートしたマーケットでしたが、東京タイムは一服する展開となりました。100円ライン(ドル円)・130円ライン(ユーロ円)に接近したことで、オプション絡みの防戦売りや利益確定売りに阻まれた格好となったからです。欧州タイム以降は再び円先安観の台頭からユーロ円は心理的な節目である130円ラインを一時突破しましたが、ドルは100円ラインに再び跳ね返されるなど、“円先安観への思惑”と“利益確定売り”に挟まれて上を下へと揺れ動きました。

堅調な欧株式・好調な独経済指標-ユーロ高
 一方で、前日に1.30ドルの大台を回復したユーロドルは、続伸しました。堅調な欧州株式と共に、独貿易収支・経常収支が共に好調となったことから、リスク回避姿勢が後退したからです。さらに米株式の上昇を受けて、NYタイムにはリスク選好へと傾斜する場面も見られました。こうして先月15日以来となる1.31ドルに到達する動きを見せています。

“リスク選好”“リスク回避”で揺れ動く
  こうした中で本日の展開ですが、“リスク選好”“リスク回避”への思惑によって、引き続き大きく揺れ動くことが想定されるところです。

 「最低でも100円の大台を見るまでは、高値達成感は浮上しない」との声が大多数を占める中、99円後半に展開していた昨日のドル売りオーダーは99円前半まで切り下がってきている節が見られます。一方で、円先安観も健在であることから、昨日安値(98.586円・Bid)にかけてはドル買いオーダーもびっしりと展開しています。こうした状況下で本日は「北朝鮮がミサイル発射!?」といった憶測が流れているなど、地政学的リスクを含めた“リスク回避”への思惑が忍び寄っています。

 もちろん「ミサイル発射を強行するかどうか?」はわかりかねるところですが、思惑が台頭しやすい状況であることは疑いようがありません。そして昨日から調整が入りやすくなっている状況下で“情報が錯綜”するようなことがあると、上を下へと揺れ動く乱高下となる可能性は否定できません。不測の事態に対処できるよう、警戒を強めておきたいところです。

乱高下を要警戒
もっともこうしたイレギュラー要因を除けば、調整からの反発タイミングを探っている感のある“円先安観への思惑”と、そしてNYタイム中盤に予定される“FOMC議事録(3/18-19開催分)”ということになります。しかしながら後者は、米景況に対する楽観論を増幅させた好内容の米経済指標が相次いだ時期に行われた会合の議事録です。このため「QE(米量的緩和)からの出口戦略」が議論された可能性が拭えず、これを見極めたいとの思惑から、方向性が定まらない動きとなるケースは十分に考えられるところです。

 イレギュラー対応であっても、何も起こらないレギュラー対応であっても、思惑による乱高下を警戒しておかなければならないようです。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:100.666(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:100.473(月足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:100.000(大台)
上値2:99.764 (09/5/7高値)
上値1:99.663 (4/9高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:99.013
下値1:98.586(4/9安値、ピボット1stサポート)
下値2:98.272(100月移動平均線)
下値3:98.000(4/8安値、ピボット2ndサポート、大台)
下値4:97.827 (4/5高値)
下値5:97.435 (ピボットローブレイクアウト)

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13:48ドル円 抵抗・支持ライン追加