東京株式(大引け)=95円高、緩和期待底流に買い優勢

 10日の東京株式市場は朝方売り買い交錯の中でわずかに売り優勢で始まったが、寄り後すぐにプラス圏に切り返し、その後は狭いレンジのもみ合い。大引けの日経平均株価は前日比95円高の1万3288円と反発した。東証1部の売買高概算は52億7749万株、売買代金は3兆6526億円と高水準。値上がり銘柄数は1067、値下がり銘柄数は560、変わらずは86銘柄。
 きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウが約1週間ぶりに最高値を更新したことや、日銀の「量的・質的緩和」導入による大規模な追加緩和スタンスをよりどころに旺盛な買い意欲が全体相場を支えた。北朝鮮がきょうにも中距離弾道ミサイルを発射する可能性が一部で伝えられ、地政学リスクも意識される場面だったが、売りに押し込まれたのは寄り付きのみで、後は一貫して買いが優勢の展開となった。前日、利食いに一服した大手銀行株が大きく切り返し、出遅れ感の強かった鉄鋼株も軒並み高となった。また、決算発表本番を控え個別企業の業績発表や修正に絡む売買も錯綜している。
 個別では、三菱UFJ、三井住友などが活況高となったほか、野村HDが急騰。新日鉄住金も大幅高。トヨタが高く、三菱商も買われた。日本橋梁、日道路など財投関連も買われた。リンク&モチベがストップ高比例配分、新日科学も値幅制限いっぱいまで買われた。半面、ソフトバンクが売られ、Fマートも大幅安。住友不が安く、アサックス、大幸薬品も大きく利食われた。石川製、豊和工など低位の防衛関連株も反落している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)