<マーケットアイ> 米、決算シーズン本番 グローバル企業に注目(1)

 米国では今週から決算シーズンに突入している。NYダウが史上最高値を更新するなど、株高が続いているが、市場からは、今回の決算発表が、米国株式市場の一段高をもたらすとの期待は強い。NYダウには年内1万5000ドル乗せを予想する声も出ており、今後、日銀の金融緩和に沸く日本ともども〝日米同時株高〟が演じられる可能性が高まっている。

 9日の米国株式市場はNYダウが前日比59ドル98セント高の1万4673ドル46セントと史上最高値を更新した。この米株高の背景にあるのが、今週から本格化した企業決算への期待だ。

 8日には非鉄のアルコアが決算発表を行い決算シーズンの幕が切って落とされた。今後は12日のJPモルガン、18日のマイクロソフト、IBMなど米国優良企業が2013年1~3月決算の発表を行う。市場では24日発表のアップルなどに関心が集まっている。

 市場関係者による予想では、1~3月決算のS&P500ベースの増益率は1%台にとどまる見通し。この背景には、欧州や中国経済の減速に加え米国の財政問題に絡む公共部門からの発注減なども企業業績に影を落しているともみられている。

 ただ、予想増益率が低い分だけ、「市場には増額修正期待が高まっている」(米国株アナリスト)という。また、米国経済は年後半に向け回復が見込め、今年の第4四半期(10~12月)には10%強の増益が予想されている。この年後半に向けた米国企業の回復期待がNYダウの上昇を支えている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)