本日も上を下への乱高下!?

黒田日銀総裁コメント-円買い戻し
※ご注意:予想期間は4月12日と表示されていますが、本日(11日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 「北朝鮮のミサイル発射」というイレギュラー対応こそ回避されましたが、昨日も“リスク選好/回避の思惑”によって上を下への乱高下となりました。

 「現時点で取り得るあらゆる措置を講じた」「物価安定を目標にしており、為替目標ではない」「緩和策を取れば一般的に通貨は下落するが、いつまでも続くわけではない」。NYタイム序盤に報じられた黒田日銀総裁のコメントは、根強い円先安観を後退させました。この影響からドル円は99円ラインを一時割
り込み、130円半ばまで上伸していたユーロ円は大台を維持し続けることが出来ませんでした。

QE(米量的緩和)からの出口戦略-円売り再び
  しかしながら5時間の前倒し発表(FRBは誤送信と説明)となったFOMC議事録(3月19-20日分)が、ドル円・クロス円を再び反発させています。「資産買い入れを年内に打ち切る」と一部のメンバーが予想するなど、「QE(米量的緩和)からの出口戦略」について議論されたことが明らかとなったからです。こう
してドル円は大きな抵抗ラインと見られる09/5/7高値(99.764円・Bid)を突破する反発を見せ、そしてユーロ円を再び130円半ばへと押し上げました。

 もっともドル円の100円ラインは“心理的に大きな節目”であると共に、その手前は“2007年6月(124円)~2011年10月(75円)のほぼ50%戻り”にも合致します。このためオプション絡みのドル売りオーダーは依然として厚く、利益確定の動きとも重なったこともあり、100円の大台回復は示現しませんでした。

まだ“リスク選好”“リスク回避”で揺れ動く!?
 こうした中で本日の展開ですが、引き続き“リスク選好/回避の思惑”で揺れ動く展開が想定されるところです。ここまで来ると「100円の大台ラインにいつ到達するのか?」がポイントとなってきそうですが、前記したようにオプション絡みの防戦ドル売りオーダーはかなりの厚みを保持しています。重要な
大台ラインに差し掛かる際は“1~2回目は跳ね返されることが多い”とも一般的にいわれますので、あと何度かは「上値トライ→突破出来ずに反落」を繰り返す可能性が高いといえます。

 台頭した「QEからの出口戦略」にしても、昨日発表された議事録は“米景況への楽観論を増幅させた好内容の米経済指標が相次いだ時期”に開催されたものです。直近は事前予想を下回る内容が続いているだけに、額面通りに受け取るのはかなりの疑問を感じます。「北朝鮮のミサイル発射」という不確定要因(リスク)も、依然として残存しています。

 ここまで来れば「100円の大台を見るまでは、高値達成感は浮上しない」と考えるのが自然なのでしょうが、もう少し“上を下へと大きく揺れ動く”波乱を想定しておきたいところです。

ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:101.089(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値4:100.473(月足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:100.130(ピボット1stレジスタンス)
上値2:100.000(大台)
上値1:99.870 (4/10高値)
前営業日終値:99.781
下値1:99.171(ピボット1stサポート)
下値2:98.911(4/10安値、大台)
下値3:98.562(ピボット2ndサポート)
下値4:98.272(100月移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
下値5:98.000(4/8安値、大台)

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15:24ドル円 抵抗・支持ライン追加