<検証話題株・Jトラスト> 大胆なM&A戦略で脚光浴びる、信用保証業務が開花期入り(1)

 Jトラスト<8508.OS>の株価は大証でも一際異彩を放つ強調展開となっている。金融緩和を背景とするノンバンク株物色の流れに乗ったといえばそれまでだが、M&Aをテコとした同社の業容拡大の歴史が大きな意味を持っていることは間違いない。歴史を知れば同社株の今後の株価動向も見えてきそうだ。

 昨年5月に553円の安値をつけていたJトラスト株はその後の800円前後のもみ合い基調を経て今年に入って上昇ペースが加速化、全般相場が軟調となっても株価上昇の勢いは変わらず4月8日には4000円まで上昇、株価は7.2倍にも化けた計算になる。

 同社がこれほどまでに強い株価上昇を続けるワケは、これまでのM&A戦略が、今回の金融緩和で開花するというのが大きな前提になっているようだ。同社の発祥は貸金業者のイッコーだが、2008年に阪急電鉄のステーションファイナンスを買収し2009年に現社名に変更、同年にはロプロ(旧日栄)の経営再建支援に係るスポンサー契約を締結し、子会社化、昨年3月にはロプロを通じて更生会社の武富士より消費者金融事業を承継しており、昭和の時代に一斉を風靡したロプロと武富士というノンバンクの2大巨艦を取り込んだ意義が大きい。様々な問題で破綻した2大巨艦ながら、膨大な顧客資産がプラスに働き、楽天系のKCカード買収などで同社の事業規模は一段と拡大する結果となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)