<話題の焦点>=御堂筋を活性化、期待高まる高さ制限緩和

 【大阪発】橋下徹市長の指示で大阪市が、御堂筋沿いのビルの高さ規制に関して、大幅に緩和する方向で見直しを行っている。緩和が実現すれば御堂筋沿いにビルを保有する企業が関心を集めそうだ。

 今回の高さ制限緩和は大阪の「顔」とも言える御堂筋を活性化させることが目的で、メーンとされている淀屋橋と本町を結ぶ1.1キロの区間で検討されている。

 大阪市の都市計画審議会専門部会では低層部は現行の50メートルで維持し、低層部より後退させた高層部を50メートルとし、合計で100メートルと2倍の高さまで緩和する案が出されている。この規制緩和が実現すれば、老朽化されたビルの建て替え促進が予想されるが、折しも金融緩和で不動産市況が好転している状況だけに大きな追い風が吹く期待も高まりそうだ。

 別表は御堂筋周辺にビルを保有する企業だが、ダイビルと京阪神ビルディングが緩和で最も恩恵を享受することになる。周辺では超高層の大阪本社ビルを西本町に有するオリックスなどで、オフィス移転需要が活発化すればイトーキ<7972.T>も注目できそうだ。

◆御堂筋周辺でビルを保有する主な企業
ダイビル<8806.OS>      御堂筋ダイビル、淀屋橋ダイビル、土佐堀ダイビル、土佐堀ダイビル
京阪神ビルディング<8818.OS> 御堂筋ビル、瓦町ビル、淀屋橋ビル、安土町ビル
オリックス<8591.T>      オリックス本町ビル(大阪本社)
ダイワボウHD<3107.T>    御堂筋ダイワビル

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)