午後:債券サマリー 連日の乱高下状態、30年債入札は不調に

 11日の債券市場では、先物中心限月6月限は乱高下。前場は急落したものの、後場に入り大幅に値を上げた。注目の30年債(第38回債、クーポン1.8%)の入札の最低落札価格は105円20銭(利回り1.545%)、平均落札価格は106円36銭(同1.492%)だった。テール(平均落札価格と最低落札価格の差)は1円16銭で応札倍率は3.64倍だった。
 テールは小さいほど需要は良好だが、1円を超えたのは「ほとんど記憶がないほど」(市場関係者)で入札は不調だった。ただ、先物は後場に急上昇した。この要因は「日銀が買い入れオペの日程を公表したことを好感したため」(同)という。日銀は国債の買い手として存在感が高まるなか、買い入れオペの日程が分かりづらかったことを改善した。このことが、30年債の不調を押し隠したようだ。
 先物3月限は143円76銭で始まり、高値は144円77銭、安値は143円40銭、終値は前日比57銭高の144円73銭。出来高は4兆2936億円。10年債の利回りは前日比0.030%低下の0.550%、20年債は同0.055%上昇の1.415%、30年債は同0.070%上昇の1.520%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)