今晩のNY時間が山場になるか?

オプションのNYカット(23時)に注目
ドル円の100.00円が目の前ですが、手が届きそうで届かない展開が続いています。

昨晩の黒田日銀総裁の発言

「一般的に緩和策を取れば通貨が下落するが、いつまでも続くわけではない」
「日銀の金融政策手段は現時点において、十分に行なった」
「追加緩和について、毎月調整があるということにはならない」
「為替レートを見ながら、金融政策を変えることはない」

を受けて一旦は円の買戻しが強まりましたが、それでも日中の安値を割り込まずかえって底堅さを確認した結果になりました。

その後公表されたFOMC議事録要旨の中の「(数人のメンバー)労働市場の見通しが予想通りに改善した場合は年内に(資産)購入を減速し、年末までに停止することが適切」などから米長期金利が上昇し、ドル円はこのところの高値を上回り、100円の大台まであとわずかのところまで上昇しました。

しかし100円手前では売りが厚く、99円台後半になると上昇の勢いが鈍くなっています。

これには、オプションに絡んだ売買が大きく関係している模様です。

100円などの切りの良いレートには、オプションのトリガーと呼ばれる、そのレートが取引されるとオプションの権利が発生したり消滅したり、条件が変化したりするポイントが設定されがちです。実際100円にはそういったトリガーが大量に設定されれているとのことで、そのレートが取引されることを嫌う取引参加者が多く、いわゆる防戦売りが出ていると考えられます。

ただそういった防戦売りは、少し下がれば買戻すものですので、昨日のように急落しても買いがしっかり出てきます。

そのトリガーですが、今晩のNYカット(東京深夜23時)に大量に満期を迎えるとも言われていますので、もしそれが事実であれば、23時以降は防戦売りが減って100円以上に上昇しやすくなると考えられます。

ドル円の100円ですが、時間の問題で到達するとは思っていますが、今晩100円を付けられなかった場合、一旦2~3円の調整がはいる可能性が高まるとも考えられます。