<マーケットアイ> 堂々と王道銘柄買い進む 日経平均1万3500円回復、売買代金4兆円に迫る(2)

 トヨタ自動車<7203.T>は11日午後に、エアバッグの不具合を理由に「カローラ」などについてリコール(回収・無償修理)を届けたことが伝えられて株価がやや伸び悩んだものの、前日比310円高の5640円と5%以上の大幅高となった。同社の13年3月期の想定為替レートは1ドル=81円、1ユーロ=104円と、現状の為替レートと大きくかけ離れた円高水準。為替感応度は、ドルが1円の変動で350億円、同様にユーロでは50億円となっており、14年3月期は大幅な為替メリットが見込める。日産自動車<7201.T>、ホンダ<7267.T>、マツダ<7261.T>も業績急拡大の期待が大きい。

 三菱重工業<7011.T>の株価は、それまでの重戦車のような動きから、4月入りと同時にさながら航空機のような離陸から飛翔態勢に突入した。11日の終値は、前日比65円高の696円と10%を超える急騰をみせた。北朝鮮のミサイル発射懸念に関連した防衛関連というよりも、今後受注が見込める海外でのインフラ整備関連の中核銘柄として、外国人買いが継続しているようだ。

 同じ海外インフラ整備関連では、尖閣諸島問題や中国景気への警戒感から、先行き業績が不安視され、株価も出遅れが際立っていたコマツ<6301.T>が、11日の市場で一時、前日比127円高の2517円まで買い進まれ、2月6日の高値2507円以来2カ月ぶりに年初来高値を更新。

 このほかに、海外インフラ整備関連の拡大をはじめ、火力発電、建設機械やエレクトロニクス関連の素材を扱う子会社の業績回復が期待される日立製作所<6501.T>や、円安による輸出採算の大幅な改善が見込まれるキヤノン<7751.T>、自動車生産の拡大と円安に伴う採算改善が予想されるブリヂストン<5108.T>、スマートフォン向け部品の需要好調が予想される村田製作所<6981.OS>も動意をみせている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)