東京株式(大引け)=64円安、目先過熱感から利食われる

 12日の東京株式市場は利益確定売り圧力が顕在化する中、日経平均は下値模索の展開。ただ押し目買い意欲は強く後場は下げ渋った。大引けの日経平均株価は前日比64円安の1万3485円と反落となった。東証1部の売買高概算は45億6544万株、売買代金は3兆6596億円。値上がり銘柄数は588、値下がり銘柄数は1020、変わらずは105だった。
 きょうの東京市場は、総じて利益確定の売りに押された。朝方は、米国株高や為替市場での円の先安期待から引き続きリスクオンの環境で、わずかに続伸して始まったが寄り後すぐにマイナス圏に沈んだ。4月3日以降の日経平均の上昇率は12.5%に達し、25日移動平均線とのカイ離も8%を上回るなど目先高値警戒感が強いほか、弾道ミサイルの発射準備を進める北朝鮮の動向など地政学リスクも意識され、久々に押し目買いを戻り売りが駆逐する展開となった。ただ、下値には買いが厚く後場は下げ幅を縮小。なお、きょうは株価指数先物オプションとミニ日経平均先物のSQ算出日に当たっていたが、日経平均はSQ値である1万3608円を終日超えることができず、俗に言う“幻のSQ値”となっている。
 個別では、東電が大商いで急騰したほか、ケネディクス、菱地所、住友不なども買われた。第一生命が高く、商船三井、共栄タンカーなど海運株も上昇。パソナ、イオンなども大きく水準を切り上げている。半面、ファナックが安く、ファストリテも冴えない。千代建、青山商、久光薬なども大きく値を下げた。ドワンゴ、日本取引所なども大幅安となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)