午後:債券サマリー 先物は後場急落、日銀オペで再度波乱に

 12日の債券市場では、先物中心限月6月限は後場に入り大幅安。現物債も午後、利回りは急上昇する波乱展開となった。先物は後場寄り付きは144円20銭でスタートしたが、午後2時36分には前日比1円安の143円73銭まで急落した。現物債市場では10年債利回りが0.62%、30年債利回りは1.555%に急上昇した。この日実施された日銀の国債買い入れオペでは、残存期間「5年超10年以下」が、応札額2兆9166億円に対し、落札額は1兆7億円。残存期間「1年超5年以下」が同じく4兆4307億円に対して1兆1001億円だった。最低落札利回りと平均落札利回りの差が広がったことなどが、先行き不透明感を呼んだ。これを受け、現物債市場も売り先行となった。
 この日の先物6月限は144円68銭で始まり、高値は144円87銭、安値は143円73銭、終値は前日比1円安の143円73銭。出来高は3兆6132億円。10年債の利回りは前日比0.070%上昇の0.620%、20年債は同0.045%上昇の1.455%、30年債は同0.050%上昇の1.555%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)