アイ・アールジャパンは堅調、ライツ・オファリング実施も好業績を評価

 アイ・アールジャパン<6051.OS>は堅調。12日にライツ・オファリングによる資金調達を実施すると発表したが、この増資に対する市場の反応は限定的で、同時に2013年3月期の業績見通しを増額修正したことを好感した買いが先行している。
 ライツ・オファリングとは新株予約権を発行会社以外の全ての株主に対し、保有する株式数に応じて無償で割り当て、その新株予約権が上場され市場で売買できる資金調達手法。証券会社と引受契約を締結するコミットメ ント型ライツ・オファリングは、日本で初めてとなる。野村証券が引受証券会社となる。4月23日を株主確定日とし、普通株式0.1株に対し新株予約権1個を割り当てる。発行される新株予約権の総数は168万7029個。新株予約権の行使価格は1株当たり6000円で、調達金額は約10億1221 万円の見込み。調達資金は、証券代行事業における総合株主データベースシステムの拡張開発資金に充てる。
 同時に同社は2013年3月期の連結経常利益を前の期に比べ24.2%増の6億500円となる見通しと従来予想5億6100万円からの増額修正を発表。14年3月期も前期推定比22.6%増の7億4200万円と連続大幅増益予想を打ち出している。
 ライツ・オファリングは、新株予約権が割り当てられることにより市場での売却も可能であり、1株当たり利益の希薄化による不利益の全部または一部を補う機会が得られるため、株主利益に配慮した増資手法として注目を集めている。

IRジャパンの株価は9時50分現在1万7200円(△1000円)
 
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)