<話題の焦点>=工作機械受注、最悪期脱出を探る

 工作機械業界は、最悪期脱出を模索する局面にある。

 日本工作機械工業会の調べによると、3月の受注金額は903億7900万円(前年同月比21.6%減)と11カ月連続でマイナスを記録した。ただ、昨年12月のマイナス27.5%からは減少率は縮小している。また、単月の受注金額が900億円台を記録したのは、昨年10月以来、5カ月ぶり。前月比でも2カ月連続でプラスに転じている。

 このなか、市場関係者からは「工作機械受注は今後、底打ちから回復が期待できる」(準大手証券)という見方が出ている。

 依然、中国や欧州の需要も低迷が続く可能性はあり不透明感は残る。ただ、米国経済は回復基調を強めているほか、国内では円安による設備投資マインドの回復も期待される。

 個別では、ドイツのギルデマイスター社との提携を拡大し社名変更を予定している森精機<6141.OS>や在庫調整の進展が期待されるオークマ<6103.T>、工作機械用NC(数値制御)装置の回復が見込まれるファナック<6954.T>などに注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)