米財務省半期為替報告書で円安誘導をけん制か

リスク回避の動き強まる
金曜日の海外時間は、リスク回避の動きが強まってドル円、クロス円が下落しました。またNY時間終盤に発表された米財務省半期為替報告書で、円安円安誘導をけん制したとして円買いが強まりました。週明けの東京市場でもその流れが続き円買いが強まっています。

欧州時間、特段のニュースはありませんでしたが各国株式市場が下落するなどリスク回避の動きが強まって、ドル円はユーロドルは98.80円台まで、ユーロドルは1.3040付近まで、ユーロ円は129.00円付近まで下落しました。しかし株価が下げ渋る展開となると各通貨ペアの買戻しが優勢となってドル円は99.40円台まで、ユーロドルは1.3070ドル付近まで、ユーロ円は129.80円台まで反発しました。

NY時間にはいって、発表された米・3月小売売上高が弱かったことから再びリスク回避の動きが強まって、ドル円は98.60円台まで、ユーロドルは1.3030台まで、ユーロ円は129.10円台まで下落しました。さらに続いて発表された米・4月ミシガン大学消費者信頼感指数も予想よりも弱かったことから米長期金利が一段と低下し、全般的にドル売りが強まって、ドル円は98.60円台まで下落し、ユーロドルは1.3100付近まで上昇しました。

NY時間午後にはいってドル円の買戻しがやや強まる場面もありましたが、米長期金利や、原油や金などが下落し、リスク回避の動きで円買いが強まって98.40円台まで、ユーロ円は129.00付近まで下げ幅を拡大しました。

NY時間終盤、米財務省半期為替報告書が発表され「我々は引き続き日本通貨の競争的な切り下げを避け、競争力のために為替レートをターゲットにしないことを堅持するように圧力を掛ける」などとされていたことから円買いが強まって、ドル円は98.10円付近まで、ユーロ円は128.10円台まで下落しました。

週明け早朝のオセアニア市場では、再び米財務省半期為替報告書が嫌気され円買いが強まっています。

今日の海外時間にはユーロ圏・2月貿易収支、米・4月NY連銀製造業景気指数、米・2月対米証券投資収支の発表が予定されています。