<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 東証1部の売買代金が連日4兆円近い高水準のボリュームを継続しているのは、海外投資家の旺盛な買い越しが継続しているためだ。4月第1週の投資部門別売買動向で、国内勢が軒並み売り越す中、外国人のほぼ一手買いとなっている。

 3月現在134.7兆円のマネタリーベースが今年末には200兆円まで増加するが、設備投資など事業拡大に向けた資金需要は依然として限定的とみられ、資金余剰状態の継続で、円安が加速する可能性が高い。

 物色対象は、金融緩和を手掛かり材料として買い進まれた証券、銀行、不動産に加えて、円安によるメリットが今後顕在化してくる自動車など輸出関連の製造業も注目される。ただ、14年3月期の企業業績見通しは、3月日銀短観から判断して、強気な内容は期待できそうもない。

 個別銘柄では、日米が交渉参加で合意したTPP関連に注目。農林業機械大手のやまびこ<6250.T>、子会社で農業支援事業を展開するイーサポートリンク<2493.OS>、農機国内トップのクボタ<6326.T>、農薬大手の日本農薬<4997.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)